2009ゴールデンスリッパーデー
ここ2ヶ月間予想を上回る忙しさで、仕事で競馬に出走させていた時以外のレースをリアルタイムで見る機会がほとんどありませんでした。先週のドバイワールドカップ開催の時は徹夜していましたが、厩舎の人の集まりに参加していたのですっかり忘れて、しまった!と思った時は朝の厩舎で作業をしている時でした。ようやくドバイのレースを見たのはつい一昨日くらいです。

さすがに昨日はゴールデンスリッパーくらいはきちっと中継を見ようとがんばり(?)ました。

ゴールデンスリッパーは世界最高賞金額(賞金総額AU$3,500,000)の2歳戦と謳われていますが、2歳戦をこれだけ重視し、かつ盛り上げてる国はオーストラリア以外にないだろう?と思うので、それを誇らしげにしたところで世界的に見たらどれだけ意味があるんだろう?って思いますが、レースの方はBrad Rawiller騎手騎乗のPhelan Readyが勝利。道中ほぼ最後方でしたが、直線に入って他の馬達が一斉に広がった時にぽっかりと内側に進路が大きく空いてそこから一気に突き抜けました。

この日のローズヒルはこれまで受けた雨の影響でかなり馬場が重く(Heavy9)なっており、そのため少しでも馬場の良い部分を選ぼうと騎手が荒れていない外へと馬を導いていたケースが多かったと思いますが、普段よりも内にぽっかりとスペースが空いたのはそのためでしょうし、ここまで馬場が悪化すればどこを通っても一緒という風にも見えましたが、そこをうまく生かしたBrad Rawiller騎手のファインプレーでしょうし、また運もよかったなと思いました。また当然それに答えた馬も素晴らしい。

More Than Ready産駒としては昨年に引き続いて2年連続ゴールデンスリッパー制覇という快挙にもなりました。

この日のローズヒル競馬場はゴールデンスリッパーの他にも4つのGIが行われていて、3歳牝馬によるVinery Stud Storm Queen Stakes(2000m…去年まではArrowfield Stud Stakesだったはず)はPurple、そして3歳以上牝馬によるQueen Of The Turf Stakes(1500m)はNeroliと共にシェイク・モハメド所有の馬が勝ちました。

2400mのGI、The BMWはかつてAJCダービーを勝ちながら最近低迷していたFiumicinoが復活の勝利を挙げました。現在は香港を主戦場にしているDarren Beadman騎手は毎週土曜日シドニーの大レースの騎乗のためだけにオーストラリアへトンボ帰りして、日曜日にはしっかり香港のレースに騎乗していますが、その甲斐あってこの日はこのThe BMWとQueen Of The Turf Stakesと2つのGIを勝ちました。

昨年のメルボルンカップの勝ち馬Viewedは1番人気に支持されていましたが、3着まで。

個人的にうれしい結果となったのはGeorge Ryder(1500m)ですが、勝ったVisoion And Powerという馬は現在はシドニーの若手実力派Joseph Pride調教師の管理馬となっていますが、若い頃はメルボルンの調教師に預けられていていて、彼が放牧やプレトレーニングが必要な時にちょうど私が当時勤務していたところに来ていて、バランスがとれたかっこいい馬だったのでよく覚えています。

いろいろと難しい面も抱えていたようで一時期低迷したこともありますが、6歳を迎えて体質も強くなり、Pride調教師もうまく彼のいいところを引き出して、ついにGIウイナーとして名前が加わることになりました。

騎乗していたベテランJim Cassidy騎手はここ数年間怪我などに見舞われ長期休養を余議なくされたり、騎乗数もかなり減っていましたが、これまで通算のGI勝ちが99で、なんとかGI100勝を達成するために執念を燃やしていましたが、これでついにGI100勝を達成しました。

Vision And Powerのオーナー、Nick Moratis氏はかつてのチャンピオンホースMight And Powerも所有していた有名な大物馬主ですが、The BMWを勝ったFiumicinoも所有していますので、彼もまた馬主として1日でGI2勝と快挙を成し遂げました。

この日のローズヒル開催は全レースを通して重馬場に対しての巧拙の差がかなり結果に影響を与えていましたので、馬場に泣いた人気馬達も多かったと思いますので、馬場が良化した時の彼らの巻き返しに今後期待したいと思います。
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スライディングはどっち?
今月は何かと盛沢山のイベントが発生していて消化しきれていなかったりしますが、既に下旬を迎えてしまっていているのでとりあえず何か少しずつでもブログをアップしなければ。と思っていたところちょうどWBCの決勝が行われた昨日は偶然午後にオフが取れたので自宅でESPNの中継を見ていました。

普段週末も祝日も関係ないような仕事をしていますので、貴重な午後のオフは普段できない用件を詰め込んでおり、昨日もまた例によって外せない用事があったので8回を迎えたあたりで出かける時間が来てしまい残念。

中継では韓国の応援団がリズムよく、力強く「テーハンミングク!」と叫んでいるのが聞こえてきましたが、妙に耳に残りましたし、覚えやすいせいか、実況の人も時折「テーハンミングク」と言って「韓国と言う意味です。」とか取り上げていました。

で、韓国のマスコミ等で非難されている6回裏のイ・ヨンギュ選手が盗塁を試みた場面での中島選手のプレーですけれど、プレーの流れでたまたまイ・ヨンギュ選手の頭に「入っちゃった」だけだと思うのですが。

このプレーを受けてESPNの解説者の人は「このように相手野手と交錯して怪我をする可能性が高いので盗塁の際にヘッドスライディングをするのは危険。」というようなことを述べていましたが、メジャーリーグの選手は盗塁の際にヘッドスライディングをする人が結構多いように記憶していますので、解説者の人の意見と実情がかみ合ってないじゃん。なんて思って一人でウケていましたが、実際盗塁の際ヘッドスライディングするのと、足から行くのとどちらがいいんでしょう。足から行った方がキャッチャーからの送球が悪送球して野手が捕球できなかったりした場合に即座に次の塁も狙えるので良いような気もしますが…。
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TM…!?
ちょっと前にらむたらさんのブログで馬の名前についてのやり取りをしたのですが、先日ノーリースター絡みでオーストラリアのフジキセキ産駒の記録や繁殖成績なんかを眺めていたりしたことがありました。

フジキセキって日本の馬で日本語の名前なので、何だか適当に日本語の名前を付けられて走っていた(いる)馬が多いです。Ju Jitsu…これは充実ってそのまんまの意味で付けられたのだろうから分からないでもないですが、他にもIchikawaとかNishikawaとかetc…。

ああ、そう言えばNishkawaって勝った時のレース見た記憶があるなとか、初勝利の時結構いい勝ち方してたのにその後名前聞かなくなってしまったなとか思い出しましたが、牝馬で、引退後無事に繁殖入りしているようなので繁殖成績をちょっと見てみたら今シーズンに2歳を迎えている産駒がいて、その馬にはこんな名前が付いていました。

"TEE EMAR"

一見なんじゃいこりゃ?って名前ですが、日本語読みすると"ティーエムアール"です。要するに"TMR"ってことです。お母さんが西川だからTM Revolution…!

オーナー誰だ!?と思って速攻調べてみたらOTI Management…ってなっていまして、個人的に知っている訳ではありませんが誰が運営しているかとか名前くらいは知っていますが、あのメンバーの中で日本のその手のことに詳しそうな人物がいるとは思えないし、でも偶然母Nishikawaって馬にそんな名前付けるとも考えられません。

絶対Nishikawaからの連想でTM Revolutionに間違いないと思うんですけど。

ちなみに父Mossmanの牡馬です。これは活躍してもらわないと!と思っていたら昨日のCranbourneでのバリアトライアルに出走していましたよ!!

トライアルのVTRを見ましたが、テンからいいスピードを見せてトライアルとは言え楽勝していました。所属も活躍馬を続々と輩出しているPeter Moody厩舎ですから期待できそう…要注目!!

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新たな山火事で思うこと
また新たにオーストラリア南東部で山火事発生というニュースが出ていますね。山火事は毎年暑い時期になると不可避なものですが、今年は規模が大きいのが続きますね。

今回山火事が発生したベルグレーブ(Belgrave)っていう地域はメルボルンからそう遠くないあたりでもありますし、前回のものといい自然発火だけでなく、一部は放火という話もありましたし、そうでなくとも火の不始末という疑いも濃いのではないかと思います。

そこで、こんな話もでているようですね。

私が初めてオーストラリアに来た約10年前でも、タバコは1箱約AU$7くらいはしていましたが、それから10年たった今では$15くらいになっていますし、2年程前からバーやパブなどを含めた全ての屋内の公共施設での喫煙は法律で禁止されています。お酒を飲みながら一服する人も多いのですが、この法律が適用されるようになってから屋根がない吹き抜けになった喫煙者用のスペースを作ったパブも多いようです。田舎のパブだとそんなものを増設するお金も場所もないので、喫煙したい人はその度にわざわざ外に出なければなりません。

私自身は5年くらい前に禁煙を始めて以来、一切吸っていませんが、愛煙家にはますます肩身の狭い世の中になりそうです。

山火事に話を戻すと、タバコだけでなく、夏休みや週末など休暇で天気が良いとキャンプをしたり、あるいはバーベキューパーティーを開いて余暇を過ごす人も多いので、そういった人たちの火の不始末というのも大いにありそうな気がします。

タバコだけでなく、広い観点から注意を喚起してもらいたいと思います。
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終わりと始まり
今日はメルボルン地区の2歳馬限定レースの最高峰、ブルーダイアモンドSが開催されていましたが、まだ底を見せていなかったのにも関わらず20倍以上のオッズがついていたPeter Moody厩舎のReward For Effort(父Exceed And Excel)が快勝。Exceed And Excel産駒としては待望の初GI制覇です。

2着は2番人気のReal Saga(父Tale Of The Cat)は直線に入る際に窮屈な位置取りになってしまい進路が取れず苦しい競馬でしたが最後は地力で2着まで来た感じでした。

3着はやはりExceed And Excel産駒のMaka Ena。外枠のため後方からの競馬でしたが最後は外からいい脚を見せていました。

ここまで3戦3勝で1番人気に支持されていたRostova(父Testa Rossa)は直線で内へともたれたりするなど、本来の伸び脚を発揮できずに5着。今後の巻き返しが期待されます。

ブルーダイアモンドSの話題で盛り上がる中、アデレード地区(サウスオーストラリア州)では1895年から使用されていたチェルトナム競馬場が今日の開催を持って閉鎖されることになり、惜しまれる中100年以上の競馬開催の歴史に幕を閉じました。

数年前にはヴィクトリアパークも使用されなくなっていましたし、チェルトナムも閉鎖となったことでアデレード地区のメトロポリタン開催の競馬場はモーフェットヴィルだけとなってしまいました。もともとサウスオーストラリア州はニューサウスウェルズ州、ヴィクトリア州やクインズランド州と比べて競馬開催の数が少ないのですが、寂しい話題で残念です。

その一方、クインズランド州では今日からサンシャインコーストで初となるナイトミーティング(ナイター開催)が始まりました。

サンシャインコーストの競馬場は海からも近く、リゾート地のそばにあるので、夏場などは特に観光のひとつとしても集客が期待できると思いますし、成功できるのではと期待しています。
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